順張りと逆張り 2
前回に少し触れた「順張り・逆張り」の続きです。
2005年7月から長期上昇トレンドが始まっています。
2006年5・6月に押し目が入りましたが、そこから切り返して、2007年2月現在もなお上昇トレンド継続中です。
こんなことは、日経平均の月足チャートをみれば誰でもわかります。
問題は、この現在の状況でどういった戦略を取るかということになります。
現在の状況で効率よく稼ぐには、「買いの順張り」が一番です。
「買いの逆張り」は、買場がなかなかやってこないので、じっとそれを待つ忍耐力が求められます。
あの株もこの株も順調に値上りしている最中に、じっと我慢して待たなければいけません。
これは結構つらいものです。
「儲け損なっている。」「損をしている。」という気分が襲ってきます。
やっと押し目が入ったと、それまでの鬱憤を晴らすように買いまくると、まだまだ深い押し目が入り、いきなり含み損を抱えて真っ青になったりします。
押し目が終了し反転しますが、なかなか買値まで戻らずにイライラします。
やっとこさ買値に戻り、やれやれと売却してからが急上昇というパターンになります。
そして一番危険なのが、売りの逆張りです。
バブル崩壊後の長期下降トレンドの頃の感覚で、指標的にそろそろ反落するだろうと空売りすると、逃げ場がないぐらいのスピードで踏み上げられることになります。
新日鉄が800円台で推移していますが、600円台で空売りを仕掛けた人達はびっくりしていると思います。
こんな大型株が、こんなスピードで上昇するなんて、少し前なら考えられない状況です。
だったら800円台のこの状況からなら空売りできるかですが、私ならやりません。
まだまだ、一か八かの勝負的要素が多くあります。
そんなリスクを取らなくても、他にいくらでもやり方がありますから。
次回は、「買いの順張り」について、具体的な手法を考えてみたいと思います。
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