顔が見えない大きな力
ライブドアの社長が虚偽の決算報告の疑いで逮捕されたとき、村上ファンドの代表がインサイダー取引の疑いで逮捕されたとき、私はとても奇妙な感覚になりました。
そんなことで検察が動くのか?
「そんなこと」と言えば語弊があるかも知れませんが、決算情報なんてどこもそれなりに細工しています。
お抱え会計士が法の範囲内だと判断したやり方で細工をしています。
良いか悪いかは別として、みんなやっているわけです。
それをどうして彼らだけが、引きずり降ろされたのか?
新興市場が、その後大きく凹んだのは、「あんなことで逮捕されるなら、新興市場に上場されている企業はみな危ない!」と投資家が持ち株を売りまくったからです。
目立ち過ぎた故に、彼らの転落を利用して利益を上げようとする「大きな力」が働いたような気がしました。
その後の株式市場は、彼らの狙い通り、通常の動きでは考えられない速さで下落していきました。
日本企業の業績回復という材料には、まったく反応せずに下げ続けました。
業績を丹念に調べあげるタイプの投資家ほど、下げる理由がわからないという相場になりました。
情報を根拠にしたトレードで勝とうとするなら、こういった顔が見えない「大きな力」を持つ勢力の指し手まで調べないと勝てません。
だから私は、情報をいっさい無視するスタイルを取っています。
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